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令和8年度第48回入学式・校長式辞

 桜の花、そして木々の柔らかな緑に春の息吹が感じられる今日の佳き日に、保護者の皆さま、御来賓のPTA会長 間中 辰徳 様と共に、令和8年度 埼玉県立越谷西高等学校 第48回入学式を挙行できますことは、私たち教職員と在校生にとりまして誠に大きな喜びであります。

 

 ただ今、入学を許可いたしました317名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんを心から歓迎いたします。さて、皆さんは変化の激しいこれからの世の中を担う人財だと言われます。しかし、日本国内だけでなく、世界に目を移してもいろいろな形で未来への不安を感じることもあると思います。このことについて、私が尊敬する板倉聖宣という教育学者は次のように言っています。

「世の中には未知の事柄がたくさんあります。それなのに、自分の手持ちの知識だけで将来が見通せると思い過ぎる人たちが少なくありません。先がまったく見えないと心配ですが、見えないはずのことまで見えているように思いこむと、たいていの人は『お先まっくら』に思ってしまいがちです。未来のことを楽観し過ぎて用心を怠ってはなりませんが、『見えると思うことのほうがもっといけないこともある』というわけです。」

 

 令和8年2月に文部科学省から「2040年に向けた『N-E.X.T.(ネクスト)ハイスクール構想』」が出されました。その冒頭には皆さんへのメッセージが記されています。2040年と先のことですが、メッセージは、皆さんに不安をあおるのではなく、「心惹かれることに打ち込み、夢や希望を持って様々なことに挑戦し、自分自身の理想を追い求め、多くの仲間と協力し、日本や世界の未来をつくっていくことを願っています。」と伝えています。未来を案じて萎縮するのではなく、今できることを進めて、希望を温めていくことで、素敵な未来が見えてくるかもしれない。それを信じて人生で一度の高校生活を精一杯過ごしてほしいと思います。

 

 さらに、新入生の皆さんに、私が尊敬する先生から教わった、私の好きな言葉を贈ります。
 「Dream Plan Action and Smile」
 まずは、夢を持ってください。夢がまだ見つからない人も「とりあえず」でよいので夢を見つけてみましょう。次に、夢を実現するためには何が必要か、どのようなことをすればよいか計画してください。計画したら、立ち止まらず、何でもよいのでできることから行動してください。その一歩が新たな一歩を生み出します。そしてSmile。苦しい時も自分の機嫌は自分で取ってSmile。人に甘えてよいけれど、自分には甘えない気持ちでSmile。その生き方の先には、皆さんを応援するSmileが届きます。私もSmileを送ります。「Dream Plan Action and Smile」、この言葉は、本日午前中の始業式において、先輩たちにも伝えましたが、覚えておいてください。

 

 保護者の皆さまに申し上げます。皆様の宝物であるお子様をお預かりいたします。教職員一同、全力で支えていきます。家庭と学校は、いわば車の両輪です。「子供の成長をともに喜び合う関係」を築くことができたらと考えます。どうぞ本校への御理解と御協力をお願い申し上げます。

 

 結びになりますが、三年後、大きく成長した新入生の皆さんを保護者の皆さま、本日御臨席を賜りました皆さまと祝福する日を祈念いたしまして、式辞といたします。

 

令和八年四月八日
埼玉県立越谷西高等学校長  斉藤 俊晃